この2年間、コロナ禍とは呼ばれてきました。
私たちこどもパソコン教室では、
子供たちに
どうぞマスクは外してね、
たくさん空気を吸って吐いて、
たくさん食べて、
たくさん寝て、
元気で過ごそう!
とお声かけしてきました。
2020年4〜5月は一般の小中学校の休校に合わせ、当教室も休校。6月から再開した際、会員の皆様にもマスクはナシにしましょうとお知らせし、快諾いただき、それから2年間も元気に継続しています。
当然ながら、私たちの健康管理、体温計測、教室の換気、清掃、使用するパソコンの都度アルコール消毒をしてまいりました。
これらは2017年にこの場所に教室を移動して開始した当初より行なっていることです。
アルコール消毒薬については、調理器具にも使用可能な食品添加物アルコール製剤を使用しています。小さなお子さんも通う当教室で、キーボードやマウスを触った手を舐めることもあるかもしれません。汚れやすいキーボードやマウスを毎回拭くのはコロナ禍以前からの当たり前でした。
ですので、コロナ禍と呼ばれるようになった2020年初めごろからの、過剰な消毒には疑問があります。
まず、小さな子供が触れ、口に入る可能性もあるおもちゃや器具や手の消毒に、より安価ではあるけれど口に入れてはいけない消毒液を使うことにはためらわれます。
また、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を噴霧して吸い込むことにも危機感を感じます。お風呂のカビ取り剤など、メガネや手袋をして換気しながら短時間で使うようにと注意書きがある劇薬が、薄められて空気中に噴霧される機械が登場し、「空気を除菌しています」と謳うお店もあり、小さな子供を連れての入店は避けた方がよいと感じます。
新型ウイルスへの恐怖心を一度横に置いて、冷静に見返してみると、本来の衛生管理、薬剤の正しい使い方を思い出せるはずです。
マスクについても同じように、恐怖心を一度横に置いて見てみましょう。
私は子供が生まれたばかりの新生児のころ、
「息をしているだろうか?」
「この小さな鼻の穴から空気はちゃんと肺まで届くだろうか?」
と何度も何度も心配したことがありました。新生児の無呼吸は起こりうることなのでこの気持ちは私が過度の心配性だったせいではないはずです。
まだ呼吸が上手ではない新生児が、少し大きくなって鼻詰まりを起こして口呼吸をし、唇が乾燥し、喉も乾燥して咳や痰を起こす状態も頻繁にあり、健康な鼻呼吸が上手に安定してできるようになるには長い年月がかかるのだと感じていました。
そして15歳以上になって自分の身体や健康を意識できるようになったら、呼吸をコントロールして深呼吸したり、息を潜めたり、呼吸のスピードを数えたり、鼻呼吸を意識的にできるようになったりまだまだ身体が変化していく時期です。
そんな子供の鼻と口を長時間覆う布。
マスク。
もし「ちゃんと息をしているかな?」と思うような新生児の鼻と口を覆う布が1秒でもかけられていたら、慌てて外したと思います。
それが3歳になっても、6歳になっても、12歳になっても、15歳になっても、20歳になっても、やはり慌てて外すと思うのです。
しかもその布が長時間の間に何度も手で触り、汚れ、鼻水、唾液が付いたものならなおさらです。
「昔から医療関係者はマスクをしていたじゃないか」とのご批判をいただいたことがありますが、コロナ前はおそらく一般の病室や診察室では使っていなかったはずです。マスクは病院の待合室で「病人」がつけるものでした。思い出してください。
そして、手術室の医師や看護師は昔からマスク必須のお仕事でしたが、マスクに指一本触れない訓練ができています。
不織布マスクの化学繊維で頬が痒くなる、耳が痛くなる、アレルギー反応が出る方もいます。
肌が大人よりも繊細な子供たちならなおさらです。
マスクをつけて体育の授業後に子供が亡くなったニュースについて、マスクやめようよ、と書いたら「マスクと死亡の因果関係はないから非科学的なことは言わないほうが良い」とのご批判をいただいたことがあります。
確かに「マスクが死因です」とはならないでしょう。それでもマスクは体育に必要ないのだからやめましょうよ、と思うのです。
運動するのにマスクは必要ですか?
マスクをする必要がある子は体育を見学するか、学校を休むべき体調の子ではないですか?
マスクをして運動した後、頭痛がひどくなった、入院して点滴を打った、ずっと夜中まで吐いた、というお子さんを身近に知っています。
子供の呼吸器官はまだ未熟です。
どうかマスクを外してください。
大人たちがマスクを外して素顔で暮らしている姿を見なければ、子供たちはマスクを外して良いかどうかわかりません。
私たちはこの2年間、ノーマスク、ノーワクチンで過ごしてきました。
電車やバスに乗る時も、道路を歩いている時も。
「マスクをしてください」と直接言われたのは、この2年間で10回程度です。場合によってはそのお店から出てしまいます。
とりあえずはいつも通りノーマスクで歩き、頼まれたら「はーい!」と笑顔で答え、マスクを付ける。
そうすることで、トラブルは避けられます。
秘訣は笑顔です。
ノーマスクの強みは笑顔が見せられること。
実はノーマスクのおかげ=こちらの表情がみえているおかげで、優しく接してもらえることも多々ありました。
「マスクは悪だ!」という主義主張をケンカ売りながら歩く必要はないのです。
「マスクしてないので怒らないでね!スミマセンスミマセン」と挙動不審になる必要もありません。
たいてい、誰も私のことなど見ていませんので、ノーマスクなことに気づいていない人がほとんどではないかと思います。
マスクしないと怒られるかも、という恐怖心、同調圧力は一度横に置いて、笑顔で、普通の顔で、ノーマスクで過ごしてみてください。誰も何にも言いません!
言われたら、「はーい」とマスクをつけて、通り過ぎたらまた外せばいいんです。
義務ではない日本でマスクをやめるには、自分で外して素顔で歩くだけです。
サーカスの象が、ロープに繋がれて逃げられないと学習した後は、ロープの杭を引き抜く力があるのに逃げなくなる、というお話のようです。
普通に素顔で会いましょう。
みなさんとお会いするのを楽しみにしています。
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